高橋和巳

  • 2017.01.18 Wednesday
  • 12:14

青年時代のバックボーンとなった作家の一人がまぎれもなく高橋和巳だ。

1968年から1970年にかけて、学生運動で括られる青年の活動の中です。

「邪宗門」とか「我が心は石にあらず」とならんでこの「憂鬱なる党派」。

長編小説ですが、何度も読み返したのは「我が心は石にあらず」でした。

「憂鬱なる党派」は一回切り読んであとは拾い読みでした。

「邪宗門」は高校生の時に朝日ジャーナルに連載されていたのを覚えています。

文庫本になってから全編読みました。奥付を見ると1971年発行です。

 

憂鬱なる党派の主人公は西村という学校の先生だったか、です。

かっての学友たちとの議論があったと思うが、議論の中身は覚えていません。

原爆の被災者の聞き語りを原稿用紙にまとめ、出版社をめぐる西村です。

でも出版されないまま、西村は釜ヶ崎と思われる処に住まうようになる。

消息知った妻が迎えに来るころには、もう誰だかわからないくらいだ。

西村は野垂れ死にするのだったか、残された原稿用紙が紙飛行機にされる。

なんだか、身につまされる物語で、ぼくは釜ヶ崎にて思い出していました。

 

同時代作家で読んでいた小説家といえば、最初は柴田翔、高校三年生のとき。

高橋和巳、大江健三郎、開高健、石原慎太郎、などは浪人になったころから。

1968年に三年遅れで大学に入学して、学園紛争の中、高橋和巳に出会う。

彼が京都大学にいる、立命館の講師をしていた、この近親感がなにより。

遅れてきた青年、大江の言葉ですが、これを自分にも当てはめていました。

文学を目指したい、そう思っていてその翌年春先に東京へいくことになった。

それらから半世紀が過ぎていま、あらためてそれは何だったのか、と問います。

JUGEMテーマ:写真詩+゚*

 

 

 

スポンサーサイト

  • 2017.05.01 Monday
  • 12:14
  • 0
    • -
    • -
    • -
    コメント
    コメントする








        

    PR

    calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << May 2017 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM